40歳の節目に「新しいことに挑戦したい」と、未経験でイオンネクストデリバリーへ入社したYさん。仲間とのコミュニケーションを軸に体当たりで経験を積み、現在は豊洲拠点のマネージャーとしてご活躍されています。「キャリアを拓く姿を体現したい」と語るYさん。今回はその想いとこれまでの歩みを伺いました。
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40代で新たな世界へ挑戦を決意。マネージャー就任を目標に、入社4ヶ月で資格
を取得
本日はよろしくお願いいたします。Yさんはこれまで物流とは異なる職種でキャリアを積まれてきたと伺いました。
はい、前職までは主に販売や営業で働いてきたのですが、40歳という自分なりの人生の区切りを迎えたときに、新しいことに挑戦したいという気持ちが強くなりまして。
あるとき、たまたま駅に掲示してあったイオンネクストデリバリーの求人内容や“AIを駆使した最先端の物流企業”という言葉が目に入り、「ここで新しい挑戦を始めるのがいいかもしれない」と感じたのがキャリアチェンジをしたきっかけです。
当時を振り返ると事業内容に興味を持ったことや、自分の経験を活かして組織に貢献出来るかもしれないと感じたことが応募の決め手になったのだと思います。

未経験職種へ転職する際、不安なことはありましたか?
車両の運転や配達業務がしっかり出来るかという点は不安がありました。
しかし、イオンネクストデリバリーはAIや自動化を用いて業務を仕組み化をしていることもあり、初任研修や配属後の教育と合わせてキャリアアップする環境が充実していると入社前に聞いていたので、あとは自分の努力と成長次第だと思って飛び込みました。幸いなことに、家族もキャリアチェンジを前向きに応援してくれたのでありがたかったですね。
あとは新しい企業なのでキャリアパスを描きやすい点が魅力的でした。確か、面接の際に自分なりに考えて立てた目標を伝えたんです。
どんなお話をされたんですか?
「1年後にはマネージャー、3年後には拠点長になりたい」という目標を伝えました。当時はその通りに達成出来るのか分かりませんでしたが、ミドルで新たな環境に挑戦するのであればキャリアアップしたいという気持ちがあったので、その点は最初から明確にしていましたね。
運行管理の資格も入社早々に取得されたと伺いました。当時、どのように学習されていましたか。
運行管理の資格は、入社して4ヶ月経った頃に取得しました。入社するまでは資格の存在すら知らなかったのですが、マネージャーになるためには必要だと聞いて受験を決意しました。私が入社した当時は講習を自由に受けることが出来たんです。キャリアアップに必要な知識は積極的に身につけたいと考えていたので、とてもありがたい環境でしたね。
受験までは1日30分勉強することを決めて、過去出題された問題をひたすら反復して解いていました。休憩時間や勤務ルールについての計算問題など、これまでの自分に馴染みがない内容は理解に時間がかかって難しかったのですが、やるからには一発合格したいというモチベーションを維持出来たことが良かったのかなと感じます。
現在はマネージャーとして拠点の運営管理をする立場になり、ドライバーの時より運行管理の資格と実務がリンクする機会が増えました。自分なりに規則の意味を改めて理解するようになったので、働く社員を守るために必要な知識を事前に習得していて良かったなと感じています。
具体的にはどんな場面で運行管理の知識の重要性を感じますか?
毎回の点呼も、社員の安全を守る確認の場だと意識して行うのと、単純作業として行うのでは相手の様子を確認するポイントが異なると感じます。前者の方が、私が大切にしている“働く仲間とのコミュニケーション”において相互理解の意味が増すので、今後も自分が体験して得た気づきを忘れずに、業務を行いたいと思っていますね。

働く仲間とのコミュニケーションを重視。試行錯誤で辿り着いた現在の姿
ドライバーからスタートして様々なポジションを経験されたかと思いますが、イオンネクストデリバリーでYさんが働くうえで、意識していたことはありますか?
マネージャーの仕事の仕方とコミュニケーションですね。ドライバーとして勤務していた頃から、チームや拠点の取りまとめ方は日々勉強させてもらっていました。
イオンネクストデリバリーには全社共通の業務ルールがありますが、それを順守するドライバーの経験値はさまざまです。理解度や習熟度にも違いがあるので、同じ内容でも伝え方を変えたり、相手が受け取りやすいように言い回しを工夫する必要があるんですよね。
そういった、伝えるべきことに向き合うときのコミュニケーションスタイルを先輩社員から学ばせてもらいました。あとはトレーニング課の方からも伝え方について教えていただくことが多かったです。
入社時からマネージャーを志望されていたこともあり、早くから組織運営について関心が高かったのでしょうか。
今まで営業や販売の仕事を経験してきた背景もあるかと思いますが、もともとコミュニケーションや人間観察が好きなので、どの場所に行っても学ぶことが多く吸収することは苦になりませんでした。
ただ、見ているのと実践するのは難易度が全然違って。ドライバーからリーダーにポジションが変わって、これまで受けていた指導を実際に自分が行うようになったときに戸惑いがありました。
受け取る側の知識の前提や理解度に差があったり、自分はドライバーなら当たり前に出来ると思っていたことでも、不得意な方がいたり。教える・教わるのも様々な目線があることを実感し、最初は勉強の日々でした。

現在は豊洲拠点の副センター長として勤務されているかと思いますが、マネージャーになったことで、以前より心がけたことはありますか?
ドライバーの皆さんが話しかけやすいマネージャーでありたいと思うので、相手に対して自分が構えず、フラットにいるように意識しています。私は前職で話しかけづらいと言われたことがあったので…どうしたら気軽に疑問や相談を話しやすい存在になれるかは常に考えていますね。
あとはなるべく多くの方に話しかけること、人によって話し方を変えないことなども立場が変わって意識するようになったポイントだと思います。
意志ある者にキャリアが拓かれる場所だということを体現したい
異業種からドライバーとして入社し、マネージャーまで経験を積んで来られたYさんですが、イオンネクストデリバリーのキャリアパスについてはどのような印象を持たれていますか?
意欲があればどんどんキャリアを伸ばして行ける場所だと思っています。
ドライバーや後輩の皆さんにどれだけ伝わっているか分からないのですが、実は自分が率先してキャリアを切り拓く姿勢を周囲に示したいと考えているんです。
「Yさんのように頑張ろう」「自分も挑戦出来るかもしれない」と、少しでも成長に意欲や可能性を感じて欲しい。そのためには自分が常に学び、挑戦することを忘れずにいたいですし、良い意味でハードルやプレッシャーはかけていたいと感じます。社員のキャリア成長の道を創るのが自分なりのミッションだと思っています。

強い想いがあるのですね。今の考えに至るまでには、何かきっかけがあったのでしょうか?
入社した頃は漠然と上に行きたいという目標しか持っていなかったので、マネージャーになりたての時期に、まわりの業界経験豊富な同僚と自分を比較して落ち込む時期があって。
当時の私の姿を見た当時の先輩が、「Yさんはドライバーからここまでキャリアアップしているんだからそこが絶対的な武器だと思うし、異業種を経験して来たからこそ持っている強みがあるはずですよね」と激励してくださったことがあったんです。
その言葉を受けて自分らしく働きやすくなりましたし、自分のキャリアを使って、実力次第で成長出来る道を示したいと強く感じるようになりました。
強みを活かすロールモデルになりたいという意気込みが伝わって来ます。未経験で入社する方がイオンネクストデリバリーで活躍するにはどんな素質が必要だと感じますか?
自ら考え、判断する力がある方は活躍出来ると思いますね。
イオンネクストデリバリーは配達業務にAIを駆使してデジタルで業務の型化やサポートを推進していますので、初心者でもスムーズに業務を進めやすく、この点はとてもやりやすいと思います。でも、実際に配達に出るとその場面で求められることや最適な対応は本当にさまざまなんです。
自分なりのルールへの理解、それを踏まえた判断力があると突発的な事象にも焦らず対応出来ますし、業務の理解や成長も早いのではないかと感じるので、個人的には主体性がある方が働きやすい環境だと感じますね。
改めて節目をきっかけに大きなキャリアチェンジをしたことを振り返って、率直に満足度はいかがでしょうか。
挑戦して良かったと思います。働き方の面も年1回アニバーサリー休暇を取得できたり、残業が減ったことで家族と過ごす時間が増えたりと、休みをより有意義に過ごせるようになりました。休みの日は毎回3人の子供から「パパ、遊びに行こう!」と言われるので、嬉しい悲鳴です(笑)
素敵なお話ですね。さいごに、Yさんの今後の展望をお聞かせください。
まずは1年以内に拠点長になって、マネージャー業務を習熟させることを目指したいです。
長期的には複数拠点をまとめる課長職に就きたいですし、まだまだ挑戦の途中だと思っているので、より経営に近いポジションへ行けるように今後もステップアップして行きたいですね。
