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買い物難民を減らしたい。ドライバー経験者が新拠点で見据える、地域へ貢献する未来

買い物難民を減らしたい。ドライバー経験者が新拠点で見据える、地域へ貢献する未来
前職は酒類を配達する企業に在籍し、配達経験や運行管理の資格を活かして入社半年あまりでリーダーに昇進したMさん。ネットスーパーで買い物難民のお客さまを減らしたいと考えているそうです。今回はイオンネクストデリバリーの社風や、入社してから変化した働き方、将来のキャリアパスについて教えていただきました。

今後のキャリアパスを考え、経験を活かせる配達ドライバーとして転職

 まず、Mさんのご経歴を教えてください。

新卒で酒類の配達を行う企業に入社して、6年半務めました。2024年1月にイオンネクストデリバリーへ入社し、現在在籍している高島平拠点で2024年9月からリーダーを務めています。

これまでにドライバーのご経験があるのですね。転職を考えたきっかけは何でしたか?

前職で直近の2年ほどは運行管理の資格を活かした業務をしていたのですが、役職として昇進がしづらい環境でした。自分では上の立場に行くキャリアを描いていたので、会社から与えられるポジションと自分の成長スピードが合わないなと感じて、転職を決意しました。

前職の雰囲気が合わないなど感じることはありましたか?

前職は20代の若手の方がたくさんいたので、雰囲気が悪いということはありませんでしたし、私自身もドライバーのみなさんとコミュニケーションを取れていたので、人間関係に大きな不満はありませんでした。あくまで今後の自分のことを考えたときに、どのような道へ進みたいかという決断ですね。

今後のことというのは、キャリアパス以外にも何か懸念があったのでしょうか?

前職で取り扱っていたのが酒類だったということもあり、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた時期に売り上げが厳しくなったんです。コロナが流行していた当時は、配達の仕事がほぼ無いという日もあって。そういったところから、自分が今やっている仕事や携わっている事業の将来性を考えるようになりました。あとは酒類は重量物だったので、体力的にも辛くて。瓶ビール1ケースあたり約25kgもありました。そのため、この仕事を続けられるのか?ということを常に考えていました。

ちなみに運行管理の資格を取得されたのはなぜなのでしょうか?

前職で自分なりにステップアップしたかったからです。

先ほどもお話しましたが、コロナ禍で配達量や売り上げが激変するなか、この先も変わらずに自分のキャリアの支えになるものは何かということを20代半ばのときに真剣に考えていたんです。そんなときに運行管理の資格があれば、自分が今関わっている配達の領域で業務の幅を広げられることを知り、取得しました。

振り返ると興味本位で取得した部分もあったのですが、運行管理の資格はイオンネクストデリバリーに入社してからも役に立っているので、当時の自分の決断に感謝しています。

イオンネクストデリバリーへ興味を持ったきっかけは何でしたか?

会社設立から間も無いということで、事業の立ち上げに関われる点がとても魅力的でした。これまでの経験を活かして働けるのではないかと前向きに捉えていましたね。

あとはキャリアパスという点で、ただ管理職になるだけではなく、前職より視野を広く持って考えることができるなと思っています。

具体的にはどういったことでしょうか?

私は出身が東京都の西部なのですが、このあたりは住宅地が多く、家からスーパーまで行くのに時間がかかってしまう場所が多くあります。そうすると、必要なものを必要なときに買うことが難しくなって、買い物難民になることが日常的にあるんです。そのような買い物が身近ではない環境で育ったので、いつか配達という形で地域の利便性向上に貢献したいと考えていました。

今後もし私の地元近くに拠点ができる際には自分から拠点立ち上げに手を挙げ、不便な買い物環境を解決する役割として、地元に貢献したいと思っています。

物流におけるラストワンマイルの配達力強化は、お客さまの役に立つのはもちろん、売り手の販路拡大にも繋がると思うんです。イオンネクストデリバリーがより拠点を増やして成長して行けるように、ドライバーとして力になりたいと考えています。

現在所属している高島平拠点の配達地域でも、頻繁な買い物が難しい方々の支えになっていますよね。

はい、お力になれていると思います。このあたりはエレベーターが無いお宅もあるため、量が多いものや重い商品の買い物が不便だろうなと感じることが多いので、当社の存在が地域のお客さまにとって、少しでも支えになっていればいいなと感じますね。

新人の配達サポートをしながらリーダーへ就任

高島平は新しく開業した拠点とお聞きします。この新しい拠点で、これまでの経験が活きていると感じる瞬間はありますか?

ありますね。当社では配達メモを通して、以前配達したドライバーから引き継ぎを受けます。しかし高島平は新しい拠点なので、お届け先の半数以上が初めて配達をする場所です。

配達メモの履歴が無い場所ですと、ドライバーがその時の状況で走行や車両の駐車について判断をしなければならなくて、未経験の方や新人の方にはハードルが高いかと思います。

私は前職でも同じようなことがありましたので、落ち着いて柔軟に対応できる点が強みかなと感じています。

今後も新たなお客さまが増えて行く拠点として、心強いスキルですね。

とはいえ未経験で入社される方も多くいらっしゃるので、そういった時は私が同乗して「落ち着いて、徐々に慣れて行きましょう」というお話をしながら一緒に配達しています。はじめは車格の感覚を覚えたり、道を覚えたり、インプットすることが多いので大変ですね。

新人のサポートをしながらリーダーにも就任されたのですね。

就任は9月でしたが、入社半年後の6月にはリーダー就任の打診をいただいていたので、割と早く昇進できたなというのが率直な感想です。

Mさんの活躍が評価されたのですね。

打診の時期はまだ別の拠点にいたのですが、入社時から見てくれていた拠点の方に推薦してもらえたのは嬉しかったです。入社歴に関係なく実力で適性を判断するあたりも、会社としての風通しの良さを感じました。

しっかり休むことで、メリハリのある休日を過ごせるようになった

入社してから、ギャップを感じたことはありましたか?

業務内容や配達件数についてはほぼ求人に書かれている通りだったので、ギャップはそこまで無いです。他社の配達業務は日常的に残業が発生してしまうと聞きますし、私も過去経験して来ましたが、当社ではそういったこともありません。なるべくプライベートな時間が欲しい方にはオススメできると思います。

ご自身のワークライフバランスは変わりましたか?

変わりましたね。前職時代は疲れ果てていたので休日は寝て終わりということが多かったのですが、今は休みの日は出かける予定を立てて過ごせています。趣味が野球観戦なので、少し前に休みを利用して北海道のエスコンフィールドへ試合を観に行きました。前職であれば旅行は絶対出来なかったので、私生活においてもすごくいい変化が起こっています。

そのほかにもプライベートに変化はありましたか?

疲れていつの間にか寝落ちしてしまうということも減って、きちんと睡眠を取れるようになりましたし、忙しくて疎遠になりがちだった友人と飲みに行く機会も増えました。あとは次の日仕事だから…と断っていた誘いにも応じることができるようになって、こちらもいい変化だなと思います。

マネジメント職を目指して、まずは目の前の配達に向き合う

今後の目標を教えていただけますか。

将来デリバリーマネージャーというポジションを目指すにあたって、ドライバーのマネジメントができるようになりたいと考えています。人員管理は前職で少し経験しましたが、目の前の社員と向き合うマネジメントについては、今後まだまだ知識をつけられると思っています。

リーダーとして高島平拠点を支えつつ、常に自分のキャリアには貪欲でありたいですね。そのためには、どんなときも目の前の配達やお客さまに向き合う気持ちを持ち続けたいです。

最後にこの記事を見ている読者に向けてメッセージをお願いします!

私は異動で高島平拠点へ来ましたが、最近は初期配属が高島平という入社者の方もいます。イオンネクストデリバリーでは引き続き、共に拠点を盛り上げてくれるドライバーを募集していますので、プライベートとキャリアをどちらも大切にしたい方、ドライバーに挑戦してみたい方はぜひご応募ください!