入社後3ヶ月でセンター長へ就任し、現在当社最大の誉田拠点を統括しているHさん。大手物流企業でドライバーやマネジメントを経験したからこそ、現場への理解が深く、ドライバーの働きやすさ向上にも力を注いでいます。
今回はそんなHさんがイオンネクストデリバリーへ入社したきっかけや、目指す組織の目標、理想の姿に向けての日頃の取り組みなどを伺いました。
多様なドライバーが活躍可能な環境。大手からの転職を決意
まず、Hさんのご経歴を教えてください。
大手物流企業2社で、配達ドライバーと人員や収支の管理を行うマネージャーを経験し、2024年1月にイオンネクストデリバリーへ入社しました。入社3ヶ月後にセンター長へ就任し、現在は誉田CFCのセンター長として日々運行管理やドライバー管理を担当しています。
大手物流企業にいらっしゃったんですね。もともと物流に興味があったのですか?
物流業界で働きはじめたのは、巡り合わせですね。高校を卒業し、稼げる仕事を探して1社目に入社しました。しばらく働いていたのですが、家庭を持つとなった時に、ワークライフバランスを改善したくて。2社目の物流企業へ転職しました。ただ、2社目も忙しいことには変わりがなく…より働きやすい環境はないかと探していた時に、イオンネクストデリバリーのことを知りました。

大手からベンチャーである同社へ興味を持ったきっかけは何でしたか?
まず、イオングループの新たな事業であるオンラインマーケット「Green Beans(グリーンビーンズ)」に興味を持ちました。次世代のオンラインマーケットということで、AIや最新鋭のシステムを活用する特徴に強く惹かれたんです。そんな新しい事業を行う会社の立ち上げに、前職で経験したことを活かしてぜひ携わりたいと思いました。
また、大手では自分のやるべき業務が細かく決まっていましたが、ベンチャーならではの縦割りではない組織のなかで、以前から挑戦したかったドライバーの教育にも挑戦できそうだと思えた点も興味を持った理由の一つでした。
Hさん視点で、イオンネクストデリバリーの魅力は何だと感じますか?
AIを活用したシステムで、配達量やドライバーの負荷をコントロールし、お客さまのご都合に確実に合わせられるよう、細かく配達時刻の指定ができる点だと思います。お客さまにとっても、当社にとっても、非常に効率的で画期的なシステムだと感じますね。
前職では、限られた時間に対して配達量が多く、ドライバーのマンパワーに頼らざるを得ませんでした。他には、オペレーションが行き届かないことでドライバーの負荷が集中し、一人ひとりのワークライフバランスが崩れてしまうことが課題でした。
ですが、イオンネクストデリバリーではAI搭載のシステムによって時間当たりの配達件数が決められているため、各ドライバーへの負荷軽減と、マンパワーに頼る習慣の解消を実現できているんです。未経験の方やお子さんがいらっしゃる方など多様なドライバーが活躍可能な環境が提供できていて、ドライバーにとって理想的な職場だと感じますね。
また、当社は女性も働きやすい環境を整えるという視点で仕組み化を進めています。
女性ドライバーにより活躍してもらうには、一人ひとりに負荷をかけない意識が行き届いた組織であることが大切です。大手では女性が働きやすい環境づくりをするのが難しかったのですが、当社は仕組み化に積極的ですし、管理者として活躍する女性も多くいます。
女性のお客さまが商品の受け取りをしてくださることが多いので、女性ドライバーは安心感があるという声も聞きます。今後より一層、全社で女性の活躍を推進したいと考えています。

ドライバーとの丁寧なコミュニケーションで、サービスの品質が向上
入社後、わずか3ヶ月でセンター長へ就任されたと伺いました。就任のオファーを受けた時、率直にどう思われましたか。
前任者の異動に伴う就任だったのですが、正直驚きました。入社から3ヶ月経つぐらいの頃でした。やっと会社のことが分かってきた時期だったので、身の引き締まる思いでした。その時の覚悟は今も変わらず持っています。例えるならプロポーズの時ぐらいの覚悟を決めました(笑)。
当時は課題が多く、何から手をつけたらいいのか悩みましたが、当社は創業間もないこともあり、「より良い会社・センターを創っていくためにはどうしたらいいか」という意識を従業員それぞれが持っています。だからこそ、戸惑いも含めて、前任者や周囲の先輩へ相談しやすい環境があり、心強かったですね。
今も分からないことは素直に相談し、周りのみなさんの力を借りながら協力して業務を進めています。
就任当時から現在も、誉田センターをより良くしていこうという強い気持ちが伝わります。センター長としてドライバーとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションを意識しています。
毎日の点呼でドライバーの顔を見ることはできますが、それだけではコミュニケーションとして不十分だと感じているので、私とマネージャーで手分けをして日頃からドライバーと会話をするように心がけています。ドライバーとの会話の共有をマネージャー間で行うことも組織運営において大切なので、欠かさず行っていることのひとつです。
顔色が優れないと思ったドライバーには声をかけて体調のことを聞いてみたり、ちょっとした変化も見逃さないようにしています。

日頃から深くコミュニケーションを取ることで、異変にも気づけるのですね。
何事も慣れで危険を見逃してしまうのは良くないと思っているので、朝礼前後で行うロールプレイングでも、各回違ったテーマを取り入れるなど、慣れが起こらないように工夫をしています。
また、配達中にトラブルが起きた際にも、まずは個別にドライバーの話を聞くようにしています。本人へ向けてフィードバックを行った上で必要に応じて研修の再受講を促すなど、トラブルの根本原因を解決できるような向き合い方を行ったことで、配達中のトラブル発生率を下げることができました。
そして、良かったことや賞賛すべきことは全体に共有し、拠点内で働くみなさんのモチベーション向上に繋げています。まだまだ手探りですが、日頃から丁寧なコミュニケーションを大切にしています。
より良いサービスを提供できるように、日々工夫されているんですね。
はい。他にも、毎月改善目標を設定する取り組みも実施しています。
まず、マネージャーサイドで全体の月次目標を設定し、ドライバーの皆さんには週次、日次と細かく落としたものをお伝えしています。
ドライバーのみなさんがより目標を意識できるように、日次の振り返りで、その日の取り組み姿勢を思い返してもらっています。次月の目標は一人ひとりの日次振り返り内容をもとに設定される、という流れが毎月繰り返される仕組みになっています。
お陰様で効果が現れてきているので、手探りながらに好感触を持てている工夫の一つです。

新たな仲間を迎え入れ、事業成長に向けた体制強化を
さまざまな取り組みを行っている誉田センターですが、現在課題に感じていることはありますか?
誉田は当社最大級の拠点(2024年時点)なので、ドライバーや配達の量が多く、ミスをいきなりゼロにするのはなかなか難しいところがあります。そのため、これまでお話した通り、できるだけトラブルが起こらないような仕組み化や、サービス品質向上に向けた取り組みを続けていきたいです。
まだ道半ばではありますが、このような前向きな挑戦は他の拠点にとっても良い事例となると思うので、積極的に発信していこうと思っています。
ありがとうございます。現在、イオンネクストデリバリーではドライバーを積極採用中ですが、どのような方にご応募いただきたいですか?
まずは物流業界やドライバー未経験の方ですね。当社では、どなたでも理解しやすいように“専門用語は使わずに説明すること”を全体で心がけ、入社から3ヶ月間は担当マネージャーが付いて不安や疑問を解消しやすい環境を整えています。長期的に丁寧なフォローが続くので、未経験でも安心していただきたいですね。大歓迎です。
また、お客さま視点を持って業務を進められる方も活躍できると思います。ドライバーのメイン業務は配達ですが、商品を正確にお客さまへお届けすることが大切です。食品や日用品など幅広い商品を扱っているため、お客さまに向けて細やかな気配りができる方を歓迎したいですね。
今後も拠点を増やす事業計画なので、規模拡大に伴うご注文増加に対応できるようにドライバーを積極採用し、さらに体制を強化していく予定です。新しい組織なのでさまざまな変化も起こると思いますが、今後更にドライバーが働きやすい組織づくりに取り組んでいくので、ぜひ一緒に働きましょう。
