高津スポークのスポーク長として、拠点を統括する立場のSさん。
スポーク長としての役割や業務内容、そして夢や目標について伺いました。
また、前職でも物流・EC業界の経験がある中、イオンネクストデリバリーならではの魅力についてもお話しいただいています。
配達業でもあり、接客業でもある仕事の魅力。スポーク長としての思い
まずはSさんがスポーク長として、どんな役割でどんなことをされているのかを聞かせてください。
スポーク長の役割は、拠点の売上を上げることが最重要です。しかし、イオンネクストデリバリーは他の運送会社と異なり、イオングループ内の配達を請け負う関係上、営業活動や車両の手配・運賃交渉はほとんど行いません。その中でのスポーク長の役割は、正確な運行管理と労務管理の統括がまず挙げられます。安全な運行ができているか、従業員が適切に休息を取っているか、事故を引き起こす可能性のある問題がないか等をチェックします。
2つ目の役割は、ビジネスの効率化です。日々の業務が適切かどうか、お客さまにとって有益かどうかを考え、業務プロセスの改善を進めています。
また、職場環境の改善も重要な業務です。働きやすい環境かどうか、人間関係が良好かどうかなど、従業員が満足して働ける環境を整えることもスポーク長としての役割です。メンバーと頻繁にコミュニケーションを取り、仕事上での不安要素や不満に思っていることがないかを確認しています。日常業務の中でさまざまな問題が発生するため、トラブル対応も行っています。
高津スポークはどれくらいの規模の拠点なのでしょうか。
現在は、川崎市・世田谷区・目黒区の全域、大田区と品川区の一部をエリアとしてカバーしています。従業員は私を含めて約80名です。
80名もの従業員を抱えている中で、もう少し具体的にSさんの業務についてご説明ください。
スポーク長として意識しているのは、個々の業務だけでなく全体を見渡すことです。一連の業務が滞りなく進行しているかを管理しています。
また、我々は「ラストワンマイル事業」と呼ばれる、お客さまと唯一のリアルな接点がある仕事を担っています。配達業でありつつ、ある種接客業でもあります。そのため、信頼いただける集団を築くことが重要であり、グリーンビーンズというブランドのファンになってもらえるようなチームづくりを目指しています。
個人的なこだわりとしては、嘘をつかないことを挙げています。また、80名もの様々な従業員がいるため、事実に基づいて客観的に判断できるよう努めています。

ベンチャー企業としてのイオンネクストデリバリーの魅力とは
Sさんの考えをドライバーに伝えることも、重要な仕事の1つだと思いますが、その中で意識していることはありますか?
おっしゃる通り、ドライバーに私の考えを伝えることは重要だと思っています。その中でも特に、社内のカルチャーとして“褒める”文化を育てることに注力しています。お客さまからのお褒めの言葉が増えてきたことで、褒めることの大切さを再認識しました。その結果、従業員同士のコミュニケーションも活発化し、良い循環が生まれているように感じます。私自身も積極的にコミュニケーションを取りながら、この文化を定着させていくことを意識しています。
イオンネクストデリバリーに転職されるまでの経歴も簡単にご紹介いただければと。
新卒から長らく物流関連の仕事をしていましたが、42歳の時にキャリアチェンジし、2社のネットスーパーで働くも、両社とも倒産してしまいました(笑)。
その後、知り合いが当社で働いていたこともあり、3度目の正直でイオンネクストデリバリーに入社しました。

物流を含め、これまでの経歴を活かしての転職だったのですね。そのような経験がある中で、イオンネクストデリバリーという会社をどのように捉えていますか。
前職は外資系のネットスーパーでしたが、そちらと比較をするとイオンネクストデリバリーは日本人向けのサービスを徹底していると感じます。特に、“1時間単位の配達枠”という点は、多忙な日本人のニーズに合ったサービスを提供していると思います。 また、自社で全ての配達員を抱えているという点も特徴的です。先ほども述べた通り、お客さまと直接コミュニケーションを取る仕事なので、制服の統一や顔見知りの配達員が来るということは、お客さまに安心感と信頼感を提供できると考えています。ベンチャー企業でありつつも、イオングループの会社として基盤が整っている環境であることに魅力を感じ、入社を決めました。
逆に仕事の難しさを感じる場面などはありますか。
一般的にドライバーをスタッフに抱える運送業界は、経験者の方が転職してくることが多いです。その中で当社は約8割が異業種、つまり未経験の方が多く入社してきています。
業界経験が長い私からすると当たり前のことが、彼らにとっては初めてのことばかりで、共通言語が違うのです。そもそもの運転経験が浅い方も少なくはなく、最初はそういった点に苦労しました。
ただ、それは良い点でもあって、広く門戸が開かれていることで、若い方も入社してきやすいかと思います。私も新しく入ってくる方にはいつも刺激を受けています。

異業種、未経験者が集まるからこそ生まれるカルチャー
そのような未経験者の方の成長を支えるためにも意識していることはありますか。
私がその方たちを支えるというよりも、お互いに日々学び合うことを重視しています。新しいカルチャーや働き方を構築していくことは、社長が常に強調していることです。
私も異業種から来た方々から刺激をもらい、新しい発想を得られています。
そして、刺激を受けるだけではなく、その経験を活かして若いメンバーが育つ道筋をつくっていくことが、上長としての私の役割だと考えています。
経験者だけが集まっている会社ではないからこそ、新しいカルチャーが生まれていくのですね。
はい、まさにその通りです。
社長がしばしば口にするのですが、「同業他社で人材を取り合っていても行き着く先は近い」と。同業他社での人材争奪戦は限界があります。そのため、私たちは異業種からの人材採用にこだわっています。
ルールを自分たちで作っていくことは、試行錯誤で苦戦することも多いですが、せっかくの新しい会社なので、さまざまなことにチャレンジしたいと思っています。そのためにも、メンバーとのコミュニケーションを大切にし、フラットな職場環境を整えることに意識を向けています。
そのような考えがある中で、Sさん自身の夢についてもお聞かせいただけますか。
現在は高津スポークのみですが、複数拠点を統括するポジションを目指していきたいです。
さらに大きな夢としては、イオングループ内で唯一の物流事業会社として、事業全体の舵取りや意思決定ができる立場になることを目指しています。
物流業界は社会インフラとして重要な役割を果たしていると考えています。物流がなければ商品や資材が届かず、経済活動も円滑に行われないでしょう。その点で、物流業界に携わることに大きな誇りを持っており、この先もその気持ちを大切にしたいです。

最後に、今後どんな方に入社してきてもらいたいですか。
第一に、建設的な議論ができる方です。ネガティブな考え方ではなく、前向きにチームと共に働ける方が向いています。また、仕事を通じて自分の夢を実現したいという目標を持っている方にもぜひ入社していただきたいです。
現在は事業が立ち上がって間もない段階であり、様々な挑戦ができるタイミングです。まだまだ成長途中のビジネスであるため、目標を持っている人にとっては多くのチャンスがあると思います。
これらの要素があれば、年齢や経験に関係なく活躍できる環境ですので、そのような方のご応募お待ちしています。