家具メーカーや接客業での経験を活かし、イオンネクストデリバリーでも活躍する女性トレーナーRさん。
仕事と家庭のバランスを取りながらのキャリアアップ、成長とやりがいを感じる働き方について話を伺いました。
“接客業”目線で応募したイオンネクストデリバリー
Rさんは誉田CFCの拠点立ち上げから入社されたと伺ったのですが、それ以前は何をされていたのでしょうか。
前職の大手家具メーカー含め、さまざまな接客業に就いていたので、業界未経験での転職でした。
しかし、立ち上げ当初からドライバー未経験者の入社も歓迎しており、イオンネクストデリバリーであればこれまでの接客業経験も活かせると考え、応募しました。

ご自身の接客経験を活かせる仕事とはいえ、運転も必要になる職場で働くことに不安はなかったのでしょうか。
運転は元々好きであったのと、ドライバーといっても当社ではハイエース程の大きさのトラックでの配達ということもあり、それなら私でもできるかなとあまり不安はなかったです。
未経験者ではあったものの、採用時から新人研修を受け持つトレーナー候補として入社し、今はドライバーに教育をする立場のトレーナーになることができました。
入社時点で、自らトレーナーになることを希望されていたのでしょうか。
キャリアアップはしていきたいと伝えていたのですが、自身でトレーナーを志願していた訳ではなかったです。ありがたいことに、これまでの経歴を考慮した上で会社からそちらのポストを提案していただきました。

家庭とキャリアアップ。どちらも諦めない働き方を目指して
キャリアアップ思考は元々持たれていたのですね。
そうですね。自分が頑張れば頑張るほど認めてもらえるような会社に勤めたいと以前から思って働いていたのですが、娘の子育てもあったので、仕事と家庭のバランスを取ることが難しい状況でした。
娘が中学に入学したあたりのタイミングで、仕事にもより力を入れて頑張りたいと考えている中で、当社の求人に出会いました。色々と調べてみると、新しい会社でありつつ、女性が活躍できる会社だと思い、応募の決意をしました。
配達業に対して不安はあまりなかったとおっしゃっていましたが、未経験から入社してみていかがでしたか。
初めてトラックを運転した際は、乗用車とは勝手が違うなと思った部分はあったのですが、周りにいた配達業経験者含め、
さまざまな方からサポートしていただけたので、すぐに慣れることができました。慣れるうちに運転自体も楽しくなっていき、もっともっと届けたい!と思うようになりました。

実際にドライバーとして働いてみて、当初描いていた通り接客業の経験も活かすことができる現場でしたか。
お客さまとは一対一のコミュニケーションになるので、細やかな気づかいだったり、お声かけであったり、些細なことでお客さまの反応も変わります。そのような事を気にしながら配達ができているのは、前職の経験があったからこそだと思います。
配達業ならではの接客術といいますか、「重い荷物を運ぶ際は、お客さまに一声かけて玄関まで運ぶ」といった、配達時における心遣いは、入社してからの研修で新たに学ぶことができました。
ドライバーとして働きつつも、最初からトレーナー候補として入社されたということで、心がけていたことはありますか。
今も心がけているのですが、できる限り多くの方とコミュニケーションを取ろうと意識していました。それであれば、業界未経験でもできることなので、コミュニケーションを取りながら信頼関係を築いていくことを特に大切にしていました。
これまでの経験上、職場での人間関係の重要さを感じているので、好かれようという訳ではないのですが、なるべく良好な関係をつくっていきたいと思っています。業務上必要なコミュニケーションに限らず、たわいのない話もしています。

トレーナーになられたのはどれくらいのタイミングでしたか。
ドライバーとして働いて半年くらいでした。思っていたより早く昇進の提案を頂いたことに「こんなにすぐで大丈夫かな?」と思いつつも、そのように評価いただいたことは嬉しかったので、喜んで引き受けました。
新人ドライバーの成長と活躍を支えるトレーナーでありたい
現在の具体的な業務についても伺わせてください。
入社してきた新人の方達の教育をメインに担当しています。そもそもどのようなプログラムが良いかといった内容を組み立てるところから考えています。
配送の現場から全く離れた訳ではなく、新人ドライバーの横で一緒に配達を行う機会も多いです。誉田の拠点に運転の練習場があるので、そこでの実技研修も担当しています。
縦割りで業務や立場が明確に分かれているような職場ではなく、お互いの業務をサポートし合って働いています。
トレーナー職に限らずですが、イオンネクストデリバリーで働いてみてのやりがいはいかがですか。
さまざまな方が日々入社されてくる会社なので、1つのことを教えるにしても1つの言葉では伝わらない場面がしばしばあります。研修を受ける方に合わせて、どうしたら伝わるのだろうかと、良い意味で悩みながら仕事をしています。同じことを単純に繰り返す仕事ではないので、そのように日々考えながら仕事ができているのは、やりがいを覚えます。
実は昨日、私がずっと運転のサポートをしていたドライバーが独り立ちした日でした。元々運転が少し苦手な方だったのですが、事故やトラブルなく帰ってきてくれて……。
教育したドライバーの成長が目に見える瞬間はとても嬉しいですね。

新人の方の独り立ちの判断もされているのですよね。その判断をすることはやりがいはありながらも責任を感じそうです。
私だけでなく、リーダー・副スポーク長とも相談して判断しています。あまり慎重になりすぎて、独り立ちが延々とできないといった状況は本人のモチベーションにも関わることなので、できる限りのサポートをしたいと考えています。
会社全体として褒める文化を大切にしていることもあり、教育といってもただ悪い点を指摘するのではなく、良い点も伝えることを意識しています。
冒頭、仕事と家庭についてのお話もしていただきましたが、現在バランスはいかがでしょうか。
良いバランスが取れていると思います。前職では、イレギュラーの休みとなると代わりに働いてくれる人を見つけることが困難な状況でした。当社は福利厚生がしっかりしている会社なので、仕事と家庭も両立でき、子どもの行事にあわせて休むこともできています。
まさに転職時に希望していた働き方ができているのですね。今後の目標についてもお話を聞かせてください。
今は、拠点に配属された後の新人ドライバーに向けて教育を行っているのですが、拠点配属前に行う座学の研修なども担当できるようになるのが直近の目標です。トレーナーになる前はドライバーとしても働いていたので、現場の経験を活かした研修が提供できたらいいなと考えています。
月1回のペースで“研修担当になるための研修”を現在受けています。すでにそのような昇進のための機会をいただいているので、一生懸命取り組んでいち早く昇進を目指していきたいです。
私がそうしてもらったように、入ってきた方の可能性を最大限にできるような上司を目指しています。また、業務上なにか不安があれば、全力でサポートしていきたいと思います。
私に限らず、上司となる人はそのような思いを持って接してくれる会社です。これから入社される方は、経験者・未経験者に限らず安心して応募してきてください。
*インタビュー当時トレーナーであったRさんは、その後に副スポーク長に昇進されました。